入試本番が近づいてくると、

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ!」とだんだん気持ちが穏やかではなくなってきます。

 

まったく穏やかな気持ちで(まるで悟りでも開いたかのように?)入試に臨むというのは、

まず難しいかと思います。やはり人間ですから、緊張もするし不安にもなります。

 

では、そんな入試直前の状況で、どのように勉強を進めていけばいいのでしょうか。

 

以下は私の体験談です。

 

入試まであと1ヶ月を切るころになると、最初に立てた目標設定(毎日の勉強メニュー)をほぼ毎日のように

見直していました。 といっても、決して全体の勉強メニューを毎日ころころ変えるというわけではありません。

 

計画全体の大筋は変えませんが、

「今日、一番優先順位が高い勉強は何?」

「今日何をやれば入試の点数に直結する?」

この二つの問いを毎日自分に投げかけていました。

 

そして、その問いに対する答えは毎日、そして微妙に違っているものでした。

入試直前には、毎日最優先のものから勉強するようになっていました。

 

限られた残りの時間を少しも無駄にしないよう、

「何を勉強することに時間を一番多く使えば、本番で1点でも点数が伸びるか?」

そこに意識を集中していると、

「より現実的な行動」をとることができますから、気持ちもすっと落ち着いて、自分をコントロールできたのだと

思います。

 

ちょっと現金だな(あまりにも俗っぽいな)と感じる人もいるかもしれませんね。

 

しかし、

「将来大学に進んでやりたい夢がある」

「あるいはまだ夢ははっきりしないけれど、大学でなにか大きな可能性をつかみたい」

というのであれば、多少の泥臭いやり方は受け入れざるを得ません。

 

たしかに 「その教科の本来の学びの意義」からは逸脱しているのかもしれません。

 

でもその一方で、

「人生を自ら切り拓こうと最大限の努力をする」 という意味では、

「イヤというほど泥臭い勉強」も大きな学びになっていると私は思います。

 

入試直前までくればあと一息です。

 

もちろん長い目で見るなら、

「目の前の点数ばかりに気を取られた」 「視野の狭い勉強」 はお勧めしません。

このような勉強は、特に高1、高2の皆さんにはかえって成績が伸びないマイナスファクターにもなりかねません。

「木を見て森を見ず」 「行き当たりばったり」の勉強にならないよう、そこはしっかり意識しておきましょう。

 

私の場合、

1.英単語の暗記

2.社会や理科の暗記部分

 

このふたつが当時の自分にとっては入試の点数に直結するものでしたので、

勉強メニューの中心にすえて、ラストスパートをがんばったのを覚えています。

 

当初の勉強計画からだんだんずれていったとしても、

入試直前の工夫ひとつで、成績はあとひと伸びもふた伸びもします。

そして気持ちの穏やかさを保つことも可能になるのです。

 

今の時期、

少し気の早いお話かもしれませんが、あらためて入試直前に読み返してもらえたらうれしく思います。

 

 

 

 

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