今日は、連載中の【受験期をうまく乗り切るコツ】はお休みです。
別のテーマでたまには書いてみたくなりました^^。
タイトルのとおり、高校生のコミュニケーション力アップについて、
日ごろ考えていることをお話ししたいと思います。
ちょっと暑苦しいかと思いますが(笑)、どうぞお付き合いください。
高校生の皆さんにとって、
人とのコミュニケーションを図る道具として、一番身近なものはやはり携帯電話でしょう。
さらにいうと、携帯のメールが友達や家族とのやりとりをする際の大きなツールなのではないでしょうか。
私は携帯電話の使用そのものを否定するつもりはありません。
今、iphoneやipadが爆発的にヒットし、
インターネット上でもさまざまなソーシャルメディア(ブログやツイッターなど)を通じて
人との交流が容易になっているように、
社会が発達するにつれて、どんどん進化したコミュニケーションツールが生まれてくるでしょう。
こういったツールには、いい面悪い面の両方が必ずあるように思います。
携帯電話の場合、緊急の連絡や確実に情報を伝えたい時はとても心強いツールですよね。
そのほかにもたくさんメリットはあると思います。
さて、今日お伝えしたいことはひとつ。
ちゃんと相手に対して自分の気持ちを伝える時は、「面と向かって」のほうがいいと思います。
特に「ごめんなさい」を言うとき。
「相手の前で素直にあやまる」 という行為は、とても勇気がいるものです。
自分の非を受け入れて、それを認める内面の勇気。
友達に自分が悪かったことを率直に話し、受け入れてもらう行動に移す勇気。
時として、自分の主張を譲って相手を立ててあげる大人の対応。
きっとそんな時、
自分自身の中に、
葛藤や苦しみ、それを一歩乗り越えて前に進もうという気概、
いろんな感情がうずまくと思います。
でも、それを乗り越えて「人とつながる」ことができると、
相手(友達やご両親や兄弟)としっかり理解しあえた、一層つながりが深くなった、という実感がもてるはずです。
それは大きな喜びでもあります。
こういった感情のプロセスを、自分の内面に見たくないという理由で、
「メールで済ます」
というのは、コミュニケーション力を育てる大きなチャンスを失っているように思います。
もったいないです。
コミュニケーションとは、ただ相手に言葉を伝えるだけの行為ではなく、
「声のトーンで」
「話し方で」
「表情や身振り手振りで」
自分の誠実さを伝えることを言います。
上手になるには練習が必要です。
ですから、
「ああ、めんどくさいな」と思うときほど、
しっかり自分と向き合って、そのつぎに友達やご両親、兄弟と向き合って、
しっかりコミュニケーションをとってみてください。
お互いの「苦い思い」「つらい思い」を乗り越えた先にこそ、
本当の友情や愛情があることを忘れないでください。
きっとそれが、社会に出たときに大きな財産になるはずです。
人生を幸せに生きるには、
社会的地位や収入のこと、持ち家や車などの財産などさまざまな要素があります。
それらを否定するつもりはありません。
人生をより豊かにしてくれる要素であるのは確かです。
それでもなお、人は人とのつながりのなかでしか生きていけません。
豊かな人間関係のなかにこそ、幸せのタネが眠っているのだと私は思います。
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