こんにちは。

森岡イングリッシュスクールです。

いよいよ受験生の皆さんの授業も佳境に入り、熱がこもった雰囲気が塾生のみんなからも伝わってきます。

 

さて、ここ最近シリーズ化してお送りしている連載です。

昨日からマスコミ報道がでている内容について、ポイントを絞ってお伝えします。

(あくまでマスコミ報道ですので、【決定事項】とは受け止められないよう、お願いいたします。

 

文部科学省の中教審(中央教育審議会)で以下の素案が固まった、とのことです。

これまでは、有識者による小委員会等の会議内容等をもとにお伝えしてきました。

今回は、一定の権威ある中教審からの素案、ということで話が一歩前進したとの認識をしています。

それでは早速見ていきましょう。

 

 

 

【ポイント1】 2021年度の大学入学者から現行のセンター試験が廃止

 

今の小学校6年生から、現行のセンター試験が廃止され、大幅に内容が変わる模様です。

 

現在のセンター試験はすべてマークシート方式で記号を選ぶ問題ですが、

新テストではマークシート形式だけでなく、【記述型】の問題も出題される模様です。

 

また、現行のセンター試験が、難関大を目指す生徒にとっては易しすぎる、との指摘もあることから

(全教科を通じて)簡単な問題から難しい問題まで、難易度の幅を広げる、とのことです。

 

さらに一番大きいなと感じるのが、(全教科通じて)現行のような1点刻みのスコアではなく

Aランク・Bランクといった成績のランク区分を示すにとどめる、、、(細かく分かれるのかもしれませんが)

ということです。後述しております【ポイントその3】の各大学の個別入試の方向性と合わせて考えると、

一体どうやって大学は合否の判定をすることになるのだろう?という疑問が残ります。

 

 

 

【ポイントその2】 新テスト(名称:大学入学希望者学力評価テスト)での英語の取扱いについて

 

今、政府ならびに文部科学省では、現在の「読み書き偏重」→「読み書き・話す聞く」の4技能をバランスよく

図る方向で話が進んでいます。

 

新テストに英語が盛り込まれても、全国で約50万人が受験する一斉テストで「会話・対話能力」を図ることはほぼ不可能です。

 

そこで、

①外部の資格試験(TOEFL・英検など4技能を図るもの)と新テストの併用

②外部の資格試験に一本化

のどちらの方向へ進むのかはまだはっきりしていないところだと思います。

 

 

特に文科省の議事録には「TOEFLのスコア取得」が繰り返し登場します。

 

TOEFL(トフル)は(ご存知の方もいらっしゃると思いますが)、

主にアメリカ・カナダへの留学に必要な試験内容となっており、内容が非常に高度です。

それ専用のはやめのTOEFL対策が必要になってきます。

 

TOEICもやはり独特のビジネス語彙を覚えたり、ビジネスの背景知識やトイック特有の難しさがあるため、

中高生の皆さんはやはり早めの準備が必要になってきます。

 

また、英検も現行では目標取得級が高3時点で準2級~2級となっていますが、

難関大を目指す皆さんはさらに上、準1級レベルまで求められてくるように思います。

準1級は2級や平均的な大学入試問題と比較しても、相当上乗せした語彙数を覚える

必要がありますし、英検5~2級まで順調に進んできた中高生の皆さんでさえ、

合格レベルに達するにはかなりの時間を要する、、、というのが私の見解です。

 

ですので、資格試験は出来るだけ早めに準備していく、、、

ということが、今後の英語教育・大学入試のポイントになってくる気がします。

 

特に【超難関大・難関大学・中堅大を目指す皆さん】にとっては大切になってくるかと思います。

 

 

 

 

 

【ご注意ください!】

資格試験が大切なら他はどうでもいいわけでは全くありません。

学校で皆さんが先生から教わる内容・通っている塾で教わっている内容が土台になっていることは

間違いありません。 【要は英語です(笑)】 重箱のスミをつつくような細かいことはさておき、

学校や塾で習う文法や読解力の養成といった【今やっている根本的な土台】を将来の小・中・高生も

大切にしてほしいなと強く思います。

 

 

【ポイントその3】 各大学の個別入試について

 

これも大きな変化が起きるような、起きないような、将来のことはわかりませんが、

文科省からはかなり衝撃的な素案が提示されています。

 

【ポイント3】では、現行の国公立の2次試験/私大全般の試験が対象になりますね。

 

文科省曰く、【小論文や面接、集団討論や高校時代の部活動・課外活動など人物重視の選考】 が望ましい、

とのことです。「個別の学力試験(ペーパーテスト)はやりたければどうぞ」的なニュアンスにも受け取れます。

 

さらに、筆記試験は、今多くの私立大学が実施している記号を選ぶ方式ではなく

【記述式が望ましい】とも言われているようです。

 

国公立はほとんどが今も筆記試験なので、そのまま変化はないかもしれません。

その一方で、多くの学生を抱える大規模な私立大学などは、そのほとんどが

記号形式の出題であり、大量の人数の採点をこなす手間を考えると【記述型への移行】

はできるのでしょうか? 疑問は残ります。

 

 

長々と書いた記事を最後までお読みいただき、誠に有難うございました。

おつかれさまでした^^。

 

 

個人的な意見や思い、、、というのは山ほどありますが(笑)、

とにかく保護者の皆さん、小・中・高校生の皆さんのお役にたてる情報をいち早く

お届けしていきたいと思います。

 

 

 

 

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