こんにちは。
タイトルのとおり、過去問の使い方第二弾です。
今日は国公立の二次試験、私大の過去問について考えてみます。
個人的な結論から書きますね。
これから高3生になる皆さんにとって、今の時期はまだ「手をつけないでも構わない」、
そう思います。
もちろん、「一度チャレンジしてみたい」ということであれば、それはそれでいい経験にはなると思います。
しかし、たくさんの受験生を見てきて思うのですが、
高校2年生までによほどの数の単語を覚えていないことにはまず、
「長文を読むこと自体が大変」 ましてや 「問題を解くのは到底難しい。。」
といった感覚に陥ってしまいがちです。
どんな国公立大学でも、私立大学でも、
最低でも1000語~2000語を、単語帳でしっかり覚えていないことには、読むのが大変だと思います。
(単語帳の使い方は以前書いた記事を参考にしてみてください)
ですから、希望する大学の過去問が解けなかったとしても、今の時期はそんなに心配しないでくださいね。
ほとんど皆さんがそうですから。
でも当然のことながら、「これから1年でどうにかなるの?」 と思うでしょう。
で、結論からいうと 「どうにかなる」 んです (笑)。
学習の方向性を間違えずに、効果的な努力をしっかり積み重ねることができれば誰でも。
つまりそれだけ、高校3年生の皆さんにとっては、これから1年の英語学習の進め方のいかんで、
1年後の成績に大きく左右するものと(指導経験上)、そう確信しています。
(次回の記事で、広島大学に今年合格した男子生徒の合格体験記で、その実例をご紹介しますね)
また、上で書いたように、単語を覚えることは英語の成績アップの必須条件ではありますが、
「単語だけ覚えればなんとかなる」 わけではありません。
とりわけ国公立の二次試験では、書く力(英作文)、翻訳する力(英文和訳)、
深い内容理解(パラグラフリーディング) など、さまざまな知識とスキルが要求されます。
ひとことで「英語の成績」といっても、そこには様々な要素が絡み合っての結果です。
色んな深い学びを積み上げていくことと、そのスキルを最大限に生かす総仕上げとしての単語力。
このあたりをしっかり認識して勉強に臨むことが大切になってきます。
センター対策は、早めに実際の問題に触れて練習することも必要かとは思いますが、
二次試験や、難関私立大学の過去問にチャレンジするのは、秋以降で十分間に合います。
やはり今の時期は、落ち着いた地道な努力が大切なのだと、私は考えています。
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