こんにちは。
ここ最近、何人かの塾生から立て続けに 「先生って毎日楽しい?」 と聞かれました。
あまりに続いたので、一瞬??といった心境でしたが、
やはり若い人なりに、今の時代の重苦しい空気を敏感にキャッチしているのでしょう。
「生きにくい世の中だなあ」と感じているようにも思えました。
この高校生たちの質問、鋭いですよね。 ブログをお読みの方はいかがですか?
私はといえば、時につらい時や苦しい時ももちろんありますが、
基本的には楽しく充実した毎日が続いています。
(と感じられるのは本当にありがたいことですよね。)
考えてみれば私たちの世代(アラフォー)は、日本の社会全体が好景気に支えられ、活気に満ちていた時代を知っています。根拠はないけれど、なんだか自信があって、ワクワクするような、また自分には明るい未来が待っているような感覚が今も心の片隅にある。 そんな感じでしょうか。
ところが、中学生や高校生の皆さんは生まれてからずっと、この国があまり元気がなくて、重苦しい雰囲気
のなかで生きてきたこともあるのでしょう。
心のどこかに、「世の中はあまり幸せなところではない。希望も感じられない」といった気持ちが芽生えた
としても、ある意味不思議ではありません。
と、ここで突然私事で恐縮ですが、
高校時代は学校の授業についていけず、成績は学年でも常に最下位争いをしているほどでした。
偏差値はもちろん(笑)30台。実力テストの数学で0点が一度。正直もう慣れっこになっていました。
(高校時代の友人とは今でもよく笑い話になるほどです)
「もう、勉強なんかいいや」となかばあきらめながらも、高校は出身県でも有数の進学校。
「あいつ大学に行けなかったんだって」というだけで、人生の落伍者と思われるような環境でしたので、
あきらめるわけにはいきません。だからまた、にっちもさっちもいきません。
(今振り返れば、それほど大袈裟なことではないのに当時は大変な思いでした)
そして、順当に大学受験に失敗したあとの浪人時代はというと、、、
6月までは相変わらず低空飛行を続けていました。偏差値は相変わらず30台。。
ところが7月に入り、一人の予備校の先生がきっかけをくれたのもありますが、
自分の毎日の過ごし方や、それまで卑屈になっていた自分の気持ちの持ち方が
180度変化することになったのです。
受験本番直前の駿台の全国模試では偏差値70台まで成績が上がりました。
わずか半年で、偏差値が30以上アップ。
なんだか、本屋に並んでそうな 「ダメな私が生まれ変わった!必勝○○勉強法」 とか、
ちょっと怪しい英語教材の宣伝文句みたいですね(笑)
でもほんとなんです。
そして、本気になったのはわずか半年でしたが、本当に受験勉強が「楽しかった」のです。
「楽しい」をもう少し正確に言い表すならば、毎日が「遠足の前の日」のような静かなワクワク感の
連続、不安やあせりもほとんど感じない、そのような感覚でした。
受験本番直前も、
「これだけやったんだから、なんとかなるでしょ」「力が出し切れなければもう1年自宅で浪人したらいいや」
というくらい、すっと落ち着いていた(若いわりに達観していた??)ように思います。
そう、冒頭の高校生からの質問に戻ります。
「生きていて毎日楽しい?」
山あり谷ありですが、今は「ほぼイエス」といえます。(とはいえ、この歳まで結構な挫折は味わいましたが ^^)
受験生時代は、もちろん「イエス」でした。
なぜそのような受験生活を送ることができたのか?
当時のことを、「具体的に何をどうやっていったいそんな風に感じられたのか」
その体験談をしばし連載しますのでお付き合いくださいませ。
このようなカタチで自分をさらけ出すのは正直恥ずかしいことですが、
自分の実体験を皆さんに正直にシェアすることで、
「幸せな受験生時代」を送ることもアリなんだ、自分の思いひとつで、いつでも楽しい人生になるんだ、
ということに、高校生のみなさんに気づいてもらえればそれに勝る喜びはありません。
「受験は人生の修行だ」と言う有名な先生もいます。
「つらい思いを乗り越えてこそ意味がある」 それも真実だと思います。
でも本来、新しいことを学ぶのが楽しくないはずがありません。
楽しくて当然です。
要はどちらを選びたいのか?どちらを体験したいのか? だと思います。
今もう一度受験生に戻るとしたら、やはり私はじわっとワクワクするあの受験生活をもう一度体験したい。
「受験勉強は辛くてもがんばるもの」ととらえることが多い塾業界で、
私のような考え方はある意味異端だと思います。
それでもあえて、実体験に基づいた、より具体的で説得力のあるお話をしていきたいと思っています。
それではまた、次回の更新で。
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