どの教科の受験勉強でも、

「理解・定着型の学習」 と 「暗記学習」 の2系統に大別できると思います。

 

「最初にしっかりと内容を理解し、問題を解くことで定着させていく学習」

そして、

「何度も何度も反復して覚える=身につける学習(暗記学習)」

このふたつでしょうか。

 

 

教科によって、どちらの比重が高いかはそれぞれ違ってくると思います。

単純に 「数学は理解・英語は暗記」 といったものではないと思います。

 

 

英語の場合、

文法は「しっかり理解してから問題を解くもの」でしょうし、

単語などは明らかに「繰り返し覚えるもの」でしょう。

 

 

理解・定着型の特徴は、一度時間をかけてしっかり取り組めば、そう忘れるものではないということです。

 

その一方で、

暗記型の学習は、繰り返し・根気強く覚えていくしか方法がありません。

 

たとえば今日10個新しい単語を覚えたとして、「24時間後には7割以上忘れる」ということが、

科学的にも実証されています。

 

ですから、

今日新しく覚えた10個は、「翌日の見直し」を必ず勉強メニューに入れておく必要があります。

翌日のうちに見直しをしておけば、だんだん忘れるまでの日数が延びていきます。

2回目の見直しで、3日忘れなくなる、3日後の見直しで1週間忘れなくなる、、といった感じですね。

(このあたりは個人差があるかと思いますので、自分に合った見直し(反復)の感覚を身につけてください。)

 

 

とかく「暗記」というと、単調な作業になりがちで、受験特有のネガティブなイメージを持つ人もいるかも

しれません。

 

しかし、繰り返しの単調な作業のなかでも、

「最適な暗記の仕方」を自分流に編み出していくプロセスというのは、

相当クリエイティブなものだと思います。

 

 

「最初は苦しいけれど、繰り返し忘れない努力をする」

「やり方に改良を重ねて、だんだん覚えるコツをつかんでいく」

「覚えた成果がテストで目に見えて現れる」

 

受験シーズンに向けてどんどん成績が伸びる生徒は、必ずこのようなプロセスで、

自分なりの手ごたえを感じながら、受験勉強に取り組んでいます。

 

自分が作った勉強メニューを見直してみて、

「理解定着型」なのか「暗記型」なのか、いったん整理してみましょう。

 

そして、

「理解定着型」に時間をかけすぎていないか?「暗記型」の取り組みは十分か?

 

この2点を慎重にチェックしてみてください。

クリエイティブに、そして自分の手で、受験勉強を組み立てていきましょう。

 

 

 

 

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