今日は文法でも長文でも、問題演習をする際に注意しておきたいことをお話します。

 

まず、以前の記事で書いたように、

「試験前日までに確実に積み上げた力」 = 「本番で発揮できるベストの力」

であることに変わりはないと思います。

 

要は、

しっかりと身につけた力を、いかに本番で100%発揮できるか? ですね。

 

長文問題にしても、文法語彙問題にしても、

問題演習を数多くこなすことはとてもよいことだと思います。

しっかり取り組んでほしいと思います。

 

ただ、問題演習をする際のとり組み方については以下の点に注意しましょう。

 

新しい問題をどんどん解くのはいいですが、

解いて答え合わせをした時点でほっとしないでくださいね。

 

問題を解いて答え合わせをしたら、なぜ間違っていたのかをきちんとチェックしましょう。

理解定着型と暗記型の違いは以前の記事をご参照ください。)

 

・理解定着型の問題であれば、

 

「なぜ間違えたのか」 「なぜこちらが正解なのか」 を、納得いくまで解説を読みましょう。

解説を読んでも分からない問題は、決してそのままにせず、

「なぜ、この答えが正解なのか」 がはっきり理解できるまで学校の先生や塾の先生に聞いておきましょう。

 

「理解できるまで」「しつこいくらい」 でちょうどいいです。

 

 

・暗記型の問題であれば、

 

暗記しなければならない表現を

「ノートに書き出してリスト化する」

「覚えていない表現だけ集めて単語カードを作る」(表裏でめくって覚える手のひらサイズのカード)

等の工夫をして、

しっかり覚えていくようにしましょう。

 

ポイントは、

「同じ間違いを何度も繰り返さない」 ということです。

 

 

文法問題などは、問題を解いて答え合わせをした時点で、

「ほっとした感」があるのはよく分かります。

 

特に、

解いた問題の大半が正解で、間違った問題の数が二つ、三つ程度だとどうしても軽視してしまいがちです。

 

でも、数少ないけれど間違えた2,3問をマスターすることこそが、

「これから成績が伸びるポイント」

だということを忘れないでください。

 

模試でもそうですが、

「どれだけ正解できるか?」 ばかりを追いかけるのではなく、

「どこにまだ自分の成績を伸ばせるポイントがあるか?(=間違えた箇所)」

といった冷静な視点で、自らを省みることが大切だと思います。

 

受験だけではなく、あらゆることにおいて、

うまくいったことより、「間違えたこと」や「失敗したこと」にこそ、

「よくなるための大事なヒント」が隠されているように思います。

 

 

 

 

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