受験英語というと、皆さんはどんな感じがしますか。
「何か特別な勉強方法があるだろう。。」
「いざ本番となると、やっぱりテクニックが大事なんじゃない。。」
「とにかく単語をたくさん覚えれば英語は大丈夫と思う」
「実践形式をたくさんやることが大事」
などなど。。
上の意見、確かにどれも「一理ある」と思います。
では、順を追って詳しく見ていきましょう。
まずは学習法から。
皆さんのなかには、英語の勉強法について本を読んだり、友達と情報交換したり、
一生懸命研究されている方も多いことでしょう。
でも、まずはしっかりと意識しておいてほしいこと。
それは、受験英語といえどもやっぱり 「英語」 なんです。
シンプルに考えてください。
英語とは人間が使う、「生きた言葉」
相手の話を聞いたり(listening)、それに対して自分の考えを言ったり(speaking)。
手紙やメールを読んだり(reading)、書いたり(writing)。
これらをバランスよく、そしてなるべく正確にできるようになることが理想。
じっくり腰を据えて学習する姿勢、毎日コツコツと継続学習する姿勢、
こういった地に足のついた姿勢と意識が、受験英語でも資格試験対策でも
重要だと思います。
ただ、私たちのように英語を「外国語」として学ぶ立場、
そして
日常生活でほとんど生の英語に触れることがない環境に住んでいることを考えると、
それぞれ4技能(読・書・聴・話)をより効果的・効率的に学習する方法、
言い換えるならば、
「踏むべきステップ」「押さえておきたい学習プロセス」「有効な学習方法」
というのは確かにあります。
ましてや、受験となると読み書きが中心。
センター試験にリスニングが導入されていますが、筆記と比べた際の得点ウエイトや
他教科との総合的なバランスを考えると、まだまだ「読むこと・書くこと」が中心といえるでしょう。
当然のことながら、やるべきことは絞り込まれてきます。(といっても少なくはないですが)
さらに、、
「皆さんの持ち時間は限られている」 ということをよく意識してください。
というと、なんだかみなさんを脅しているようですが、決してそうではありませんので。
安心して読み進めてください (^_^)
この春 高3の皆さんなら あと1年。
高2の皆さんなら あと2年。
新入生の皆さんなら あと3年。
つまり、持ち時間だけはすべてのひとにとって「平等」です。
だからこそ、「時間の使い方」 これがとても大事だと思います。
そして、ここからが今日一番お伝えしたいこと。
手持ちの時間が少ない(特に)3年生の皆さんの場合、入試までの残り日数から逆算して、あと○○日。
(実際に計算してみてください)
それまでに 「これだけのことをマスターしてから試験に臨みたい」という
具体的なゴールを最初に設定することをお勧めします。
次のステップとしては、
「自分は何が弱いから、優先的にどれだけ(何の参考書を1日何ページ)毎日学習するのか」
といったところまで、きわめて具体的に考えて、(いわゆる逆算方式ですね)
「だから、今日はこれ(たとえば単語集)を何ページまでやろう」
といった発想で学習するのがベストかなと思います。
「手元にある教材を、気が向いたときに場当たり的に手をつける。。」
といったことがないように注意してくださいね。
逆算方式で計画することの効果として、
最終的な「ゴール」「見通し」をたえず意識することができるので、
地道な単語の暗記などもくじけないで続けられるのではないでしょうか?
また、その際、あまり無理な計画は立てないことがポイントです。
毎日ほかの教科の学習と合わせても無理のない量、
そして、
週に1日休養をとる、くらいの計画でちょうどいいのではないでしょうか。
(今立てる計画としては)
また、週1日くらいは単語でも文法でも「過去に覚えたはず」の教材の見直しだけ
に集中することもおすすめします。
「覚えたつもり=でもやっぱり忘れてる。あるいはうろ覚え」・・・これを定期的に見直すほうが、
次々と新しいものを暗記しては、ザルで水をすくうかのごとく忘れていくより、
よほど効果があります。
(表現は悪いですが、大事なことですのでよく気にとめておいてくださいね)
まとめると、、
「気持ちの面で余裕を失わないで、継続できそうな現実的な計画」を立てるのが
ベストでしょう。
ではまた。
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