5月11日の日本経済新聞を読んでいて、面白い記事があったのでご紹介します。

とある大阪の大手電機メーカー。

その会社では近年100人~200人の新入社員を採用しているそうです。
そして、以前は新入社員のかなりの数が入社後3年以内に辞めていったとのこと。

 

以前からよく言われている、日本の若者の就職事情なのですが、、

高校を卒業して3年以内にその会社を辞めてしまう割合が、なんと5割。

大学を卒業してから就職した若者の場合も、なんと3割以上、4割にせまる勢いです。

つまり2~3人にひとりの若者が、3年以内に会社を辞めているということになりますね。

 

みながみな、ステップアップし、より自分にあった会社に転職しているならともかく、

このような不況の時代に多くの若者がフリーター、あるいは就労意欲を失いニートと呼ばれる
立場になってしまっているのが、今日本という国が抱えている現状です。

そんななか、この大手電機メーカーはここ数年ほとんど(家庭の事情や家業を継ぐなどの
理由でない限り)辞めていく若手社員がいないそうです。

 

いったいこの会社は何をやっているのか?
なぜそんな事が起こるのか?

決して、上司が「絶対やめるのを許さない」などと無理強いしているわけではありません。

そんな大きな効果を上げているのが、  「飲みニケーション」。

 

「飲みニケーション」 と聞いても、皆さんは???でしょうね。

一方で、

お父さんお母さんの世代なら、懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。

この会社では年に何回か、全国に配属される新入社員、若手社員が研修センターに集まって、
昼間は様々な仕事に関することを学びます。

 

そして夜は、、

みんなで、(必ず、だそうです。一人宿泊する部屋に戻っちゃダメ)

お酒を飲みながら、

普段、職場の先輩に聞きにくい仕事上の悩みや、人間関係の悩みなど、
日常の職場ではなかなか話せないことをお互いに分かち合うそうです。

 

「お酒」に関しては、飲む飲まないはあまり問題ではないと思います。
(もちろん、未成年の皆さんはダメですよ)

 

飲みすぎはみっともないけれど、

 

多少お酒が入ると気持ちが大きく(?)なりますので、なかなか話しかけられなかった
新入社員の同期にも思い切って声をかけられたり、本音で話ができたり、、

といった効果は、僕の経験上たしかにあります。

要するに、「本音で語り合える仲間・強い絆で結ばれた友情」というのは、
とても大きな励みになるのでしょう。

 

僕も会社員当時、そうやって仲良くなった同期が日本全国(それこそ北海道
から沖縄まで)で頑張ってるんだなあ、ということを励みに、そして時々連絡を
取り合いながら、苦労を乗り越えてきたように思います。

 

中学生でも高校生でも大学生でも、皆さんはどれくらいクラスや部活の仲間を
大切にしていますか?それは一生続くほど強い友情ですか?

 

この年になってつくづく思うのは、いい人間関係は幸せな毎日を送る大きな
カギだよな、、ということです。

この時期、新しい学年でなかなか友達ができない、、うまく付き合えない、、
と悩んでいる皆さんも、

思い切って、勇気を出して、

朝「おはよう!」のひとことからでも「人とつながること」をためして見てください。

 

きっと、楽しい学校生活に変わっていくことと思います。
それを願っています。

では、また次回の更新で。
(参考文献 日本経済新聞 5月11日(月)朝刊)

 

 

 

 

~~福山市の高校生の英語学習塾 森岡イングリッシュスクール~~

~~福山駅から徒歩5分の塾。 皆さまのお越しをお待ちしています~~