ここへきていよいよ、アメリカの大手自動車メーカーが経営破たん、
あるいは、
実質それに近い状態になってきています。
皆さんも毎日、新聞やニュースで、GM・クライスラーといった名前を見たり聞いたりした
ことがあるでしょう。
日本の自動車メーカーもその例に漏れず、大きく自動車の売上高が落ち込んでいます。
そんななか、、
ホンダの「インサイト」 トヨタの「プリウス」 といった「環境対策車」、
つまり電気とガソリンの半々を動力源として走る自動車が今、売れに売れているそうです。
今買いたくても、4か月待ち、、といった地域もあるとか。
決して他のガソリン車と違って格段に値段が安いわけではありません。
確かに燃費はガソリン車よりずいぶんいいので、ガソリン代(維持費)はずいぶん助かりますし、
CO2の排出量も大幅に減りますから、「地球環境にも優しい」というわけです。
そういったことを考えると、
世の中全体が、地球環境のことを真剣に考える意識がずいぶん高まっているのかな、と感じます。
同じ価格、あるいはもっと安いガソリン車や軽自動車よりもよく売れている訳ですから。
そしてもうひとつ思うのが、、
パソコンや携帯電話が登場した時代のこと。
若い皆さんは、気がついたらもう身の回りにあったよ、と感じると思いますが、
それは今からほんの約10年ちょっと前のことなんです。
それは日本だけではなく、世界中にあっという間に広がりました。
パソコンが1996年頃から爆発的に売れ始め、(携帯も少しあとを追う感じ)
最低限のインターネット環境が世界中に普及するまで、おそらくわずか
5年程度のことだったように思います。
今は、当たり前のように携帯電話で通話したりメールのやりとりもできますが、
初めて手にした当初は、誰にとっても「革命的なアイテム」だったはずです。
結果、圧倒的に情報の伝達スピードは速くなり、世界の情報を瞬時に入手したり、
遠く海を越えた人といつでもコミュニケーションできたり、、といった世の中になりました。
それまでは、海外に「エアメイル(もうほとんど聞きませんね)」で手紙を送っても
届くまでに1週間や2週間はかかる場合が当たり前だったのです。
それがわずか5年ほどの間に、劇的に通信手段に革命が起きたわけです。
(それまでの人間の長い歴史を考えれば、決して大げさな表現ではないでしょう)
そう考えると、、
自動車メーカーが「地球環境に優しい自動車」だけをつくり、世の中の人がその車を
買うとしたら、あっという間に世界に広がって、環境問題だけでなくエネルギー問題
の解決(石油の消費量の大幅減少)といった将来につながっていきますね。
時代が変わるときは「あっという間」というのが、率直な僕の感覚です。
世の中今は、世界経済のこと、新型インフルエンザの流行のことなど、暗いニュースばかりが
流れますが、
よく目を凝らしてみていくと、「いいこと、いい変化」の芽もたくさんあるように思います。
こんな時代でも、あまりやみくもに不安を感じないで、明るい希望を忘れないで生活したい
ものですね。
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