皆さんがやがて社会人となり、働くということは、
端的に言うと、「自分でお金を稼ぐ」 という側面があります。
高校生の皆さんでも、アルバイトをしたことのある方は
「お金を始めて受け取ったとき」の気持ちをよく覚えているのではないでしょうか。
自分が汗水流して働いて、ようやく手にするお給料。
お金を稼ぐというのは 「ラクじゃないなあ」 と感じる反面、 自分が社会に役立っているという「確かな実感」
もあったのではないでしょうか。
私も、初めてアルバイトでお金をもらった時のことや、就職して初任給をもらった時のことは鮮明に覚えています。
さらに、
「お金を稼ぐ」ということは、次のような見方もできると思います。
私は会社員のころ、営業をしていましたが、お客さんから契約をいただいて、目の前で申込書を書いてもらい、
お金(小切手)を受け取り、領収証を手渡し、預かったお金を会社の口座に預ける。
このようなことを実際にやっていました。
そこでリアルに感じたことは、
お金を稼ぐということは、
本当にさまざまなお客さん(周りの人)の 「思い」 を受け取っているんだな、 ということです。
老後の貯金や介護サービスのため、子どもの学費のため、といった個人個人の「思い」から、
海外プロジェクトの安全な遂行に関わる、大企業のリスク管理のための保険商品まで、
本当に幅広い人、そして企業から、自分の会社にお金が廻ってきているのを感じていました。
なかには「まだ若い君の応援になるのであれば」ということで、
本来なら必要ないにもかかわらず、付き合いで積立保険の契約をしてくださるお客様もおられる。。
社会人として働いているうちに自然と、
「お金」は社会を循環しているものであり、そこに自分が参加し貢献できた証として、
自分の手元にお給料が入ってくる。
この流れを実感するようになったとき、
自分でお金を稼ぐことの意味の重さ、そして、決して自分ひとりでは生きているのではなく、
社会に参加する者全体がおたがいに貢献しあってはじめて、
「自分のお金」を受け取ることができる、ということのありがたみや感謝の気持ちを感じるようになれたと思います。
皆さんも、いずれそのような社会の仕組み・お金の流れが見えてくる日が来るでしょう。
今のうちに、将来どのようなカタチで社会と関わって、どんなふうにお金を受け取りたいのか?
そのあたりを考えておくのも有意義なのではないでしょうか(^^
では、また次回の更新で。
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